【2010年3月】
建築確認がおりたので、打合せ通りすぐに基礎屋さんに工事に入ってもらいました。
型枠って、作るのとーーっても大変そうなのに、完成した時には無くなってしまうんですよね。
基礎も半分以上は土の中に埋まってしまう・・・ 目立たないけど大事な仕事です。

私たちはこの間、並行して柱の加工作業に没頭させていただきました。

傾斜地で、天場の高さも複雑なのでなかなか大変そうでした。
なんだかんだで4週間ほどかかってやっと完成したかと思えば、レベルに数ミリ単位の誤差が・・・

アンカーボルトもシックリ来ず、土台を設置するのもなかなか大変。
1ミリ単位のスペーサーを使って微調整、座彫りもやたらと深くなってしまう所も・・・

ちなみに、土台の木と木を継いでいる組み方は、腰掛蟻継(コシカケアリツギ)というそうです。
ま~名前はどうでもいいですよね!?

【2010年4月15日】
ようやく土台の設置も完了し、柱などの組立作業に入りました。
今までコツコツコツコツ形の見えない地道な作業が続いていましたが、この作業は楽しい!
あっという間に形が出来ていきます。とは言っても足場がある訳でもなく、
大きなクレーンが来る訳でもなく・・・ 相棒の2tユニックをフル活用し、
知恵と体力で頑張りました。

【2010年4月17日】
サイズや仕口を間違えていないか、加工中ず~っと心配でしたが、
ほとんど間違いもなく(少しはあったのか?)順調に進みました。

このお天気見て下さい! そりゃもう気分も最高です!! こんな日があるからやめられない!!
掛矢(大きな木槌)で叩いて、程よいキツさでハマっていくのがこれまた気持ち良いのです。

間柱や筋交い・火打ちにサッシも入れて、まずは一階部分を固めていきます。
そしていよいよ小屋組み(ロフト)です。

【2010年4月26日】
助っ人二人に手伝ってもらい、いよいよ棟上げです。
3ブロックに分けて、垂木も打ちながらようやく骨組みが出来上がりました!

「棟上げ」って形が出来て嬉しいけど、登山の頂上と同じようなもので、まだ折り返し地点。
しかも、ログハウスの棟上げなら、外壁も内装もほとんどできてるけど、この建物はまだまだ
これからが大変なのです。

あとは図面通りに必要な所に必要な建築金物を取り付けていくのですが、これがなかなかめんどい。
できるだけ見えないように仕込んでいきますが、隠せない所が気に入らない・・・ なんだかな~

ここまで来れば、いよいよ初めての中間検査です。つづく…